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LUMION/断面パース動画の作り方とClip Planeとの比較

  • 執筆者の写真: Miida Masaki
    Miida Masaki
  • 2023年5月23日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年7月10日

通常画像から断面パースへの漸次移行プレゼンテーション


◆断面パース動画

・先ず見せたい断面パースの構図を断面エフェクトの断面距離、焦点距離、カメラ位置などを使ってク 

リップ編集でシーンを決め断面エフェクトのキーフレームも登録します。

・次にそこから通常画面まで断面エフェクトの断面距離だけを変更して気に入ったシーンを決め、断面

エフェクトのキーフレームを登録します。クリップ内は1シーンのみです。 これで通常画像→断面パースへ漸次変わって行きます。

◆平面輪切りパース操作法

・先ず見せたい断面パースの構図を断面エフェクトの断面距離、クリップ編集の焦点距離、カメラ位置などを使ってシーン決めます。この時断面エフェクトのキーフレームは設定しません。

・次にそこから通常画面までカメラ位置(高さの意味になります)だけを変更して気に入ったシーンを決め、先に登録したシーンの前に登録します。

クリップ内は2シーンです。これで通常画像→断面輪切りパースへ漸次変わって行きます。

◆共通

・断面部分表現は当然ポスプロ処理ではなく、床又は壁の内側面を黒く塗りつぶしています。

(モデリングのマテリアル区分変更が不可の時は出来ません)

■Clip Planeの操作方法

・断面パースの動画は以前書きましたようにClip Planeツールもありますが、室内への外光遮断と内部照明反映は断面エフェクトでないと出来ないです。

・違いが分かるようにClip Planeの画像と断面エフェクトの画像を付けておきます。

・建物基礎又は地下から上階、屋根までが建ち上がって行く様子をあたかも上空からの定点撮影したかのような動画にするにはClip Planeの方が良く、断面エフェクト動画では上部建物があるような陰影になるので不向きです。

・竣工した建物の内部空間を平面輪切りの透視図で見せるには室内照明が反映される断面エフェクトがベストと思います。(2次元表現で良ければ正投影エフェクトでも照明反映が可能です)

・Clip Planeと断面エフェクトは夫々使途により使い分けると面白い画像が出来るように思います。


【参考】

・Clip Planeでの動画作成はムービーモードで高度な移動エフェクトを使ってClip Plane面を動かす操作をしますがClip Planeのモデル基点が出ない場合があります。その対応策です。

1) 編集モードでClip Planeを選択した際、単独のレイヤー登録しておく。

2)次に、 ムービーモードで高度な移動エフェクトの編集にすると画面が一時的に編集モードになります。この時Clip Planeレイヤー以外は全てレイヤーをOFFにするとClip Planeのグリッド面だけが残ります。

 その面をクリックすると基点丸印が現れます。

3) ここで再び全レイヤーをONに戻し、適宜タイムライン上にキーフレームを設定し、それぞれにClip Planeの高さ位置を設定すれば完成です。










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